「ホームメンタルカウンセラー協会(HMC)」では、東京ビジネスカウンセラー学院で学んだ方々を中心に、心理の学びを深める「勉強会」、心理カウンセラーとして活動の場を広げていく「エキスパートプロジェクト」の2種類のイベントを開催しております。
勉強会では、ベテランの講師から心理の座学や、カウンセリングの技術を2時間じっくりと学ぶことができます。
参加条件ですが、「勉強会」は会員の方だけでなく、非会員の方、他校の方でも大歓迎です!
心理カウンセラーを目指す参加者の皆様と一緒に、心理の学びを深めていきたいと思います。
3月は、カウンセリングを実践して技術を磨く「傾聴トレーニング」を行いました。
【傾聴トレーニングの様子】
座学は学んでも、傾聴スキルを磨くことがなかなかできない!
カウンセリングの経験を積む機会が少ないことから、実際のカウンセリングに不安を感じることはありませんか?
皆さんが安心してカウンセリングの現場に立っていただくために、カウンセリングに大事な3つの要素を学び、グループごとに傾聴トレーニングを行いました。
トレーニングを始める前に、ベテラン講師が3つの要素「主訴・見立て・今後の方針」について、解説を行いました。
「主訴」はクライエントの最も訴えたいことであり、会話の道筋の軸となるメインロードのようなものになります。
カウンセリング中に話が横道にそれたとしても、主訴(メインロード)をしっかりと掴む事で、軸にそって正確に傾聴を行うことができます。
そして、主訴の裏にある「クライエントの心の状態、パーソナリティ」は何か?
どのような心の動きが主訴を引き起こしているのかを見立て、どのように技法や心理療法を活用していくと良いのか、最後に今後の方針を考えていきます。
この3つの要素をしっかり掴むことができる事で、より的確なカウンセリングを行うことができます。
今回は3人1組のグループになり、それぞれが「クライエント役」「カウンセラー役」「観察者役」の3役を体験する傾聴トレーニングを行いました。
3つの要素を意識しながら、10分間のカウンセリングの中で主訴を掴み、カウンセラー役はその後のディスカッションで「主訴・見立て・今後の方針」をグループに伝えました。
クライエント役に主訴が正確であるかを確認することで、傾聴が軸に沿ってうまくできたかどうかを確認することができます。
傾聴トレーニングするためには、カウンセラー役、クライエント役は外せない役割ですが、観察者役も、重要な役割を果たします。
観察者の場合、他のメンバーの傾聴も見ることができるので、客観的に考察することができ、技法の使い方や姿勢を参考にすることができます。
このように客観視ができるからこそ、カウンセラー自身が普段気づくことのできないところを、観察者の目を通して気づくことができるのです。
実際に参加者の中には
「自分の見えないところを観察者の方が教えてくれたことが、大きな気づきになりました!」
と、参加者の成長の一歩につながったように感じられた感想もありました。
そして、参加者全員の意見を通して、傾聴スキルを磨いていくためには、練習の数を増やして技術を磨いて行くことが大切なのだと、改めて感じました。
今後もHMC協会では、心理カウンセラーを目指す皆様に役立つ知識や、スキルアップのためのロールプレイなど、様々な企画を考え中です。
皆様で楽しく交流しながら、一緒に心理の学びを深めていきましょう!
そして、次回の勉強会は4/23に開催!
4月のテーマは「カウンセラーになるために、自分にどう心理療法を活用できるか?」です。
心理カウンセラーになるために、今まで学んだ心理学や心理療法をどのように自分自身に使っていくことができるのか?どのように心を成長させていけばよいのか?参加者の皆さんと考えていきたいと思います。
すでにカウンセラーとして活動されている方も、カウンセリングを学び中の方も、ぜひご参加下さいませ。
【毎週月曜に傾聴トレーニングを開催中!】
東京ビジネスカウンセラー学院では、毎週月曜日の夜に傾聴トレーニングを開催しております。
練習方法は様々ですが、実際にカウンセラー、クライエント役を体験することで、スキルを磨くことができます。カウンセリング歴20年以上のベテラン講師が、皆様の傾聴スキルを高める指導をさせていただきます。
オンライン(Zoom)にて参加が可能なので、お好きな場所で受けていただくことができます。こちらも他校の方の参加は大歓迎です!
興味ある方は、コチラのページを是非ご覧になってください。